さぁ2019年も大晦日! 総括はもう既に書いてしまった感があるので
2020年の展望と振り返りをしつつ
まずは恒例の? 買ってよかったモノを
並べてみようかな、と。
今年を総括すると
「次のステージへ」
という言葉がハマるでしょうか。
Wedding類のテイクの仕事は抑え
広告系の仕事を中心に活動してきた2019年。
現場で必要になる機材類が
変化、進化、深化してました。
それも踏まえて
今年も色々な機材を導入したのですが
全て結果オーライとなりました。
さぁ、いってみましょう
一位はポケシネ6K 問答無用です。 過去のブログでも紹介していますので
細かくは割愛しますが、 Super 35mmセンサーで 6Kの12bit RAW素材を 30万そこらの価格で
撮れることも素晴らしいですが
EFマウントの価値を復活させた黒魔術にも敬意。
「美しい映像」制作を志しているなら
すぐに購入してください、
と勧めるカメラです。
二位はAputureのLEDライト C300 d MKⅡです。
BMPCC6Kが無ければこれが私的一位だったくらい。
素晴らしいライトです。
照明技師不在の現場では
私がライティングしているのですが
現在その中核を担うライトです。
まず光量がすごいです
感覚としてはHMI575wより 少し弱いくらいでしょうか(十分)
日中に窓外からの差し込みで使って
このくらい光が入ってきます
しかもVバッテリーでも運用可能なので利便性高いです
先日も昼間のシーンを
夜に撮影したのですが
300d MKⅡを外に置いて
部屋の中のバランスを取ることで
デイシーンを作ることができました。
↑フレームの中を見てね(昼間!)
※右のライトはFalcon Eyes のフレキシブルライト
こんなに光量がある300d MKⅡですが 大型のソフトボックス(別売り)を
装着することで、 おっさんでもキレイに写るキーライトになります。
↓キレイなおっさん誕生
おっさんはさておき、 普通にビューティー系のロケで大活躍してます
↓ 2020年にはこれの倍の光量を持つ
600dってのも出るらしいので ハイパー楽しみにしています(何屋だ)
HMI1.2kw相当の光量のライトを 安価で所持できる時代になるとは素晴らしい (元スタジオマンの意見)
第三位はAtomosの17インチのフィールドモニター SUMO Monitorです これは従来のSUMOからレコーディング機能を省いたモデルで 単純に17インチのモニターとして現場での確認用として使用するものです。
(現在、生産完了品のため、在庫のみ) 今までは必要な時に
13〜17インチのモニターをレンタルしていたのですが
これを導入しなければいけないくらい クライアントワークが増え、求められる画が
上質なものへと変化してきた、ということです。
マルチカム撮影の際はマルチカムビューでプレビューしたり
ロケではVバッテリー運用にしたり(Vバッテリー必須)
レコーディング機能がついている通常のSUMOの方が 現場でクライアントやディレクターへの
プレイバックが楽なような気がしますが
カメラから離れたところに置かれることが多いため プレイバックの操作はカメラのそばで行なえた方がいい、
ということで敢えてレコーディング機能は不要と判断しました。 (しかもその方が10万以上安価 ※生産終了) ちなみにB&Hで偶然セールしていて 13万円くらいで買えたのはラッキー
使い方としては
カメラからHDMIやSDIで出力した画を
NINJA VでにProRes収録、
そこからプレビュー出力をSUMO Mに送る、という
スタイルで現場運用しています。 クライアントプレビューという目的以外でも 細かいバレものチェックやフォーカス確認など
圧倒的に便利です。
17インチという大きさはやはり正義。
既に色々な現場の写真に写り込んでいて
気づいた方も多いと思いますが
Flowtech75が手放せないアイテムになりました。 もちろんMILLERの三脚も愛用していますが
(必要な高さによって使い分け)
現在、この三脚の利便性を上回るものは
ないと思います。
広告系の仕事をメインにしていると
三脚を使った撮影が圧倒的に増え、 微調整がしやすいものを考えると Flowtechかな、と。
そして近年は一眼よりも 重いカメラを使うようになったので
対荷重がしっかりしている雲台が必要になり
75mmボールで最上級のFSB8と
一緒に購入しました。
ワンタッチで高さの微調整ができる上、
足を開けばそこそこのローアングルもイケる。
これに慣れてしまうと
他の三脚での操作が億劫になります。
Flowtechのおかげで現場がスムーズに進行する、
といっても過言ではないでしょう。
迷っている人多いみたいですが
間違いなく買いです。
ちなみに2019年12月31日現在 B&HでUSD$2,755.00
(JPY¥299,721.96)なので買いかもです
第五位:RODE Wireless Go
五位は超小型のワイヤレスラベリアマイク RODE Wireless Goです。
RODEアンバサダーということは一旦置いておいても
これは本当にお買い得、というか
小型・軽量で便利です。
トランスミッター側に
マイクが内蔵されているので 画に見せていいなら、
トランスミッターを装着するだけ (レシーバー、トランスミッター
両方ともにクリップ付きなのでお手軽装着)
↓裏にクリップが付いている
↓ホットシューに装着できる
URSA Mini Proなどにも簡単装着
(ステレオミニ→XLR変換は必要)
音質もイイ感じです。
3.5mmステレオミニジャックも付いているので ラベリアマイクを使用することもできます。
仕事ではこちらの運用がメインになります
実際の現場で予定になかった
コメント録りを頼まれ
ラベリア無しで使用したのですが、
音質含め、かなり使い勝手よかったです。 小さいので1セットは
常にバッグに入れておくと良いかもですね。
ちなみに撮影中にマイクが下を向いてしまったのですが
それでも音が録れていました。
私はLAVALIER GOと一緒に2セット導入しました。
番外編は27型 4K IPSカラーマネージメントディスプレイの
ViewSonic VP2785-4Kです。
こちらビューソニックジャパンさんからご提供頂いたのですが
かなり良い感じなので番外編としてご紹介したいと思います。
まず、最大の魅力が実売10万円で27型4Kという解像度。 AdobeRGBの色域を99%、DCI-P3の色域を95%カバーし i1Displayなどのキャリブレーターを使って
ハードウェアキャリブレーションができ、
その結果を3つのプリセットとして保存ができます。
(その上で切り替えが可能)
↓CAL1〜3まで保存して切り替えが可能
HDMI、USB3.1-TypeC、DisplayPortなどでPCと接続可能。
やはりUSB-Cが便利。
ラップトップへの給電も可能です。
見た目もシンプルで
ベゼルが薄く、筐体が小さいのが魅力です。
これだけのスペックで実売10万ってのは
他になかなかありません。
意外と知らない人が多いですが
マスモニ界のダークホースがViewSonicです★
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さてさて、そんなこんなで2019年も怒涛のように
過ぎて行きました。
「淘汰」の年と予言していたように
振り返ってみると様々なものが淘汰されたな、と実感しています。
淘汰された中で若い希望の星にもたくさん出会えたので
プラマイゼロよりもプラス側に働いた感じがありました。
さて2020年。
キーワードは5Gでしょうか。
増加したYou Tuber
モーショングラフィックスというトレンド
コンテンツビジネスはさらに加速化しますが
できる人が増えた分、ギャラは増えないでしょう。
仕事としての選択肢に「動画制作」が
普通になってくるのかな、と予測しています。
「動画」の仕事がポピュラーに
逆に「映像の仕事」はもっともっと
バック トゥ ベーシックに
いい意味でアナログ化していくでしょう
私的には2020年は
「鎖国」の年。 機材に疲れ、情報に疲れ、SNSに疲れた人が
増えました。
来年は己の技術を高めるため、
いい意味で「圏外」を選ぶ人が
増えてくると思います。
良い意味でトレンドが落ち着き、
動画と映像が再び交わるその時が
開国なのかな、と。 昔からそうだったように
自分のやり方で上を目指しますよ。
急いでもいいけど
慌てないこと。です。 みなさん よいお年を
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